円安ドル高の影響はゲーム業界にも
コロナ禍の影響や、原油の高騰などで物価の上昇が続いています。専門家ではないので社会情勢については触れませんが、為替の影響はゲームに対しても結構あるのかなと思います。
ゲームの公開や販売をSteamでと考えた場合、Steamを運営している会社は米国となる為、支払い通貨もドルが基軸になります。現在、為替の変動が激しいので、しばらく円安方向に向くかと思いますが、米国の今後を考えると、私が作品の公開を考えている時期以降は、逆に円高方向に傾くことも考えられます。
為替も緩やかに動いてくれれば良いのですが、今のように1ヶ月後に5円~10円の急激な変動があると、販売当初は適正だったのに、一ヶ月後は価格が高すぎる、セール並に安すぎるみたいな問題も発生してくるのかなと思います。
適正価格からズレるとどうなるのか
価格が安いぶんには、ユーザーにとってはメリットなので、売上に直結する販売本数の多い、大手や有名メーカーでなければ、そこまで影響は無いかと思います。ですが逆の場合、適正価格より高い場合は、ユーザー離れが起こってしまいます。
これから新規参入を考えている、または登録年数の浅い開発者にとっては、死活問題になる可能性もあります。初めの頃は売上より、どれだけのユーザー(顧客)がついてくれるかの方が大切だったりしますので。
かと言って、為替が動く度に価格を改定するのもどうかと思いますので、Steamのパブリッシャーは、今の情勢に頭を悩ませていることだろうと思います。
Steam側でもある程度フォローしてくれる
各国の販売価格であったり作品の適正価格は、Steam側でもある程度のフォローはあるようで、開発者側に寄り添ったサービスを行っているなと言った印象を持ちました。他にもヘルプやサポートも充実していて、大抵のことはSteam内で調べれば解決する問題も多いです。
ただ、折角ゲームを作ったし公開したいなと、軽い気持ちで考えている方にとっては、作品を登録するまでのハードルは結構高いかと思います。気軽に登録は行えませんが、本気で考えている方にとっての環境は、整っているのかなと言った感じです。
ここまでの大規模なプラットフォームに成長しただけに、ゲーム業界を牽引していこうと言う責任感みたいなものも見えてきます。良い部分だけではなく、手数料問題などで騒がれたこともありますが、総合的に判断した場合、一定の安心感があるSteamが、私にとって最善の選択肢なのだと感じました。
もちろん販売する作品のジャンルや、ゲームや会社の規模などによっても、選択は異なって来ることだろうと思いますので、あくまで主観になります。
先の話を長々してしまいましたが、スタート(製品登録)をしないことには、何も始まりませんので、まずはそこを目標として頑張っていきたいと思います。